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Catachiのファサード

Catachi企画室ブログ

今回のテーマは、【Catachiのファサード】です。

ファサード(FACADE)とは、建物の正面デザイン、道路側から見た建物の外観のことです。

 

Catachiのファサード・デザインの特徴の一つに、【ふかし壁】が挙げられます。

ふかし壁とは、通常より壁厚が厚い壁、せり出した壁のことです。

 

この建物は、各階の窓の右側外壁(濃いグレー)を通常の外壁(薄いグレー)よりも35mm厚くしています。

建築用語では、壁を厚くすることを「ふかす」といいます。

外壁の一部をふかすことにより、立体感が出て、表情のあるファサードになります。

 

ファサード上部では、通常の壁とふかし壁の高さを変えています。

このことにより、より立体的なファサードになっています。

 

ファサード下部では、ふかし壁を地盤面から1.2mの高さで止めることにより、ふかし壁を強調しています。

 

 

この建物は、ファサードに陽が当たると、ふかし壁による影ができて、更にふかし壁が強調されています。

 

 

この建物の場合は、ふかし壁部分にある窓が、通常の壁にある窓に比べて、かなり彫りが深くなっています。

また、この建物のふかし壁の型枠材には杉板が使用されているため、コンクリートの仕上げ面に杉の木目が表われ、表情豊かなファサードになっています。

 

 

この様に、外壁にタイルを貼らなくても、良質なデザインのファサードにすることが可能です。