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【社長ブログ】賃貸管理事業への道

代表ブログ

(この記事は当社の賃貸管理に関するWebサイトMove Property「MOVEの賃貸」内ブログから引用しています。)

 

 

賃貸管理のホームページMove-Propertyのリニューアルにあたり、本サイトにもブログを設けることにしました。弊社各スタッフが担当して、賃貸管理事業にまつわるエピソードを中心にブログの記事を書いていこうと考えています。少しでも当サイトをご覧いただいた皆様のお役に立てれば幸いです。 

 

 

まずは代表の私が担当させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

テーマは「弊社の賃貸管理事業」について、
これまでの経営を振り返り、ポイントを絞って2回に渡ってお伝えしようと思います。

 

 

弊社は2024年8月25日に創業30年目を迎えました。

40歳の時、兄の経営する不動産会社から独立し、現在の会社を興しました。バブル経済が崩壊して間もなくの頃でした。

創業当初は建売住宅の仲介、その後建売住宅の社有販売を手掛けるようになりましたが、なかなか経営は軌道に乗らず資本も乏しく、しばらくは四苦八苦していました。その頃、賃貸管理業の経験も乏しく、ノウハウのない私のところへ前職でご縁のあったお客様から相続した土地にアパートを新築したいという相談がありました。建売事業で取引のあった大手ハウスメーカーのM社を紹介し、アパート着工の運びとなりました。オーナーとなるそのお客様から賃貸管理も引き受けて欲しいということになり、弊社の賃貸管理業がスタートしました。心にあったのはお客様の信頼を裏切らないように懸命にやっていこうという思いだけでした。

 

今思うに、賃貸管理業務は始めましたが、賃貸管理事業にしていこうという思いに至るまでには時間がかかりました。ある時、管理戸数15万戸の大手賃貸管理会社の経営者から「管理戸数2,000戸になったとき事業になった。」という話を聞き、大いに刺激を受けました。15万戸という雲を掴むような管理会社にもそのような時があったのだと。それなら私にもできるのではと思い「2,000戸の管理会社」を目指そうと心に火がつきました。しかしながら「思うは易し、行うのは難し」です。目標は立てたものの、実現の道筋と方策がハッキリと見えてこない状況では思うように管理戸数拡大は進みません。

弊社の使用している車両はトヨタ車で東京トヨペットさん、コピーなどのOA機器は大塚商会さんに長年お世話になっています。以前の会社から40年以上のお付き合いになります。両社とも社会的には大企業で歴史のある会社ですが、なぜこうも長い間当社は利用しているのかを考えると、企業の永続繫栄のヒントが見えてきました。

それは「アフターサービス」です。両社とも担当者が代われど、何かあればすぐに駆け付け、嫌な顔をひとつせず、対応してくれます。当然のことのように思われますが、その本質は企業の商品づくりとその責任に対するアフターサービスの確固たる考え方とノウハウ、仕組みそして社員教育にあると確信しました。

 

会社は大きい小さい関係なく、経営トップ次第だと痛切に感じています。
会社はトップの器以上にはならないとよく言われますが、会社を成長させ、発展させたいと思うなら、まずは私自身が人として成長しなければなりません。単に稼ぎたいだけでは会社は一時的には大きくなれども、決して長続きしないことは明らかです。
経営者は連続する問題に対して絶えず考え、判断し、決断していかなくてはなりません。
何より、お客様の求めているものは何かを課題として、追求し続けていくことが経営の肝になります。

どのような会社になりたいのか。どのような事業をやりたいのか。
これまでの30年、模索してきた賃貸管理業を事業にするという経営課題は結局は「経営者の腹の括り方」一つで決まる。
それが私の答えでした。

現在では賃貸管理業は弊社の主力事業となり、経営の土台となっています。
オーナー様のお役に立つ賃貸管理事業をいかに伸ばしていくか、今後の経営課題です。

 

 

 

次回に続きます。

 

代表取締役 岡田京三