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新春 合同特別講演会レポートとYoutube限定公開のご案内

アセットコンサルティング営業部ブログ

 

 

平素より、大変お世話になっております。今回は、サポートチームが担当させて頂きます。

 

 


 

 

先日、弊社が加盟しております、「ネットワーク88」会員主催による新春 合同特別講演会が開催されました。

 

本講演は例年1月下旬頃、毎月お届けしている「耳寄り情報」でもおなじみの不動産市況アナリスト幸田昌則先生をお招きして開催され、大変ご好評頂いております。今年は昨年同様、会場・オンライン同時開催となり、多くの方にご参加頂きました。ご参加くださった皆様、改めまして誠にありがとうございました。

 

さて、本年度のテーマは、

 

2024 年の不動産市場はどうなるか?

インフレと “ 金利ある時代 ” への対処法

 

私も聴講させて頂きましたので、ここにその内容の一部をレポートさせていただきます。

 

 


 

 

最新の市場動向

 

 

コロナ特需が終焉、住宅市況は緩やかに減速

コロナによる在宅時間の増加などから一時需要が伸び活況を呈した住宅市況はゆるやかに減速し、在庫は増加、価格調整の段階に入っている。住宅の価格が高騰しすぎた一方で、インフレに対して個人の所得はさほど伸びておらず、購買力が追い付いていないと言える。

 

異次元の金融緩和と超低金利で供給過多に

賃貸オフィスや店舗の需要は、コロナで減退して以降、回復していない。新しい働き方や実店舗以外での販売形式が浸透したためと言える。一方で、ネットショッピングの急速な拡大により、物流施設の需要は伸び続けている。

 

格差社会の進行 ― 市場構造の二層化

個人においては、株価上昇・土地価格の上昇などにより富裕層がどんどん所得を増やす一方、前述のインフレの煽りを受け低所得者はますます困窮している。また、企業においても、売り上げを伸ばす企業と苦戦を強いられる企業で業績は二極化していると言える。不動産市場においては、富裕層や売り上げ好調な企業の不動産への関心は引き続き根強い。金融機関において選別融資の姿勢が強まることもこの傾向をさらに後押しする。

 

高齢化社会

資産潤沢な高齢者の間では、不動産の現金化など、終活に向けた動きが活発化している。相続対策の需要は口語さらなる拡大が見込まれる。

 

 

上記のように、昨今の不動産市況はアフターコロナのインバウンド需要再燃や各地の紛争をはじめとした社会情勢、円安やインフレ、金融機関の動向、そして高齢化社会に大きな影響を受けて日々変化しており、その傾向はしばらく続いていくと言えそうです。皆様の資産を守り、人生をより豊かにするうえで適切なご提案ができるよう、わたくしどもも社会の変化を敏感に感じ取り、学んでいく所存です。

 

 

 

 


 

 

現在、2月末までの期間限定で本講演のアーカイブ動画がYoutubeに限定公開されております!
※追記:公開は終了しました。

 

上記にレポートさせて頂いた「最新の市場動向」に加え、「今後の市況予測」、「今後の留意点」という充実した内容となっております。市場の転換期といえる昨今において、新たな一年を展望する一助となれば幸いです。

ご興味のある方は、下記の問い合わせ先より資料とURLをご請求くださいませ。

 

【 ご予約・お問い合わせhttps://move-up.co.jp/contact/ 】

 

 


 

 

【講師のご紹介】

 

 

幸田 昌則(こうだ まさのり)

 

・プロフィール

…ネットワーク88代表。福岡県出身。九州大学法学部卒。不動産市況アナリスト。不動産市場の分析や市況予測を行なっており、その正確さには定評がある。また、不動産経営者への経営コンサルタントとしても活躍。多くの不動産業者を指導している。不動産業界団体や、資産家・経営者を対象とした講演も多い。 著書に『不動産これから10年のトレンド』『不動産で豊かになる10年先の読み方』『リクルート・ 江副浩正から学んだ「成長の経営哲学」』『アフターコロナ時代の不動産の公式』など多数ある。2024年3月に、新著『不動産バブル 静かな崩壊』(日本経済新聞出版)を上梓。

 

・著書…

2024年『不動産バブル 静かな崩壊』(日本経済新聞出版社)

2021年『アフターコロナ時代の不動産の公式』(日本経済新聞出版社)

2013年 『リクルート・江副浩正から学んだ「成長の経営哲学」』 (週刊住宅新聞社)

2012年 『東日本大震災後の 不動産の鉄則』 (日本経済新聞出版社)

2011年 『不動産で豊かになる10年先の読み方』(日経プレミアシリーズ)

1999年『不動産これから10年のトレンド』(日本経済新聞出版)など